未分類

理科選択はどちらにするべき!?物理vs生物

医学部を受験するには、基本的に理科2科目が必要となります。ほとんどの受験生は化学を選ぶため、もう一つの選択科目を物理と生物のどちらにするかで頭を抱える人が多いです。物理と生物のどちらを選択するべきかは医学部受験生にとっては永遠のテーマとなっていますが、今回は実際に医学部を受験し、在籍している観点から説明します。

物理選択の特徴

物理の特徴しては、一度理解すれば応用がききやすく、様々な問題に対応できます。生物と比べると、深く理解さえできれば少ない勉強時間でも医学部合格レベルまで到達しやすく、高得点も狙いやすいです。主要科目の一つ分の勉強時間を減らすことができれば、受験科目が多い医学部受験ではとても有利になります。また、高得点が狙いやすい物理はそれだけ合格しやすい科目ともいえます。

しかし、ネットなどでよく物理選択の方が有利と言われているからといって、安易に物理を選択することは危険です。物理学を理解し、物理の難問を解くためには高い計算能力、思考力、物理現象を深く理解するための理数系の才能が求められます。当然ですが理数系が苦手な人は点数が伸びにくく、何年勉強しても物理の成績が伸びないという受験生は多いです。加えて、物理での受験は生物と比べて得点が安定しにくいです。大問ごとで問題がつながっていることの多い物理では、最初の一問目で計算ミスをしたり、あるいはその瞬間に問題の内容が全く理解できなければ、それだけで得点の大部分を失います。点数が安定しないことは、一発勝負の受験では不利ともいえるでしょう。

まとめると、物理のメリット・デメリットは以下のようになります。

【メリット】

  • 高得点をとりやすい
  • (センスがあれば)必要な勉強時間が少ない

【デメリット】

  • 試験での得点が安定しにくい
  • (センスがないと)どんなに勉強しても点数が全く伸びない

生物選択の特徴

生物は必要な用語を覚えることが重要であり、暗記科目といえます。医学部合格レベルまで用語を暗記するには時間がかかりますが、見方を変えると、全て覚えてしまえば医学部合格を狙うことができるということでもあります。当然暗記科目なのでやればやるだけ伸びるので、勉強すれば必ず伸びるとは限らない物理選択よりも確実性が高いです。とにかく覚えてしまえば合格を目指せるということは、生物にしかない強みといえます。また、暗記科目は受験での点数が安定しやすいということも生物選択の魅力でしょう。ちなみに、受験の話からは逸れますが医学部入学後は圧倒的に生物選択者の方が有利です。

安定性を求めるなら生物をおすすめしますが、やはり物理選択と比べると暗記に時間がかかってしまうことが不利な点となってしまいます。また、物理よりも高得点を狙いにくいこともあるため、その点で物理選択者に合格点が及ばないこともあります。また、生物受験をできない医学部もたまにあるので、志望する大学で生物受験が可能かどうかをしっかりと確認しておきましょう。

まとめると、生物のメリット・デメリットは以下のようになります。

【メリット】

  • 勉強すればするほど点数が伸びる
  • 試験での得点が安定しやすい
  • 入学後有利である

【デメリット】

  • 必要な勉強時間が多い
  • 生物では受験できない大学がある

物理vs生物!結局どちらを選択するべき!?

物理生物
高得点(センスがあれば)狙いやすい狙いにくい
勉強時間(センスがあれば)少ない多い
得点の安定性安定しにくい安定しやすい
入学後不利有利

上記のように物理と生物はそれぞれ一長一短であり、どちらにするべきだと断言することはできません。受験生本人の能力を見極めて、より適した科目を選択するべきです。

例えば、理数系に関して秀でたセンスがあると感じるのであれば、物理を選択するべきでしょう。逆に計算や物理学的な思考が苦手であると感じるのであれば、生物を選択するべきだと思います。自分の能力だけでなく、直感的に好きな科目という理由で選ぶこともありでしょう。なぜなら、興味がある科目のほうが知識が頭に入りやすく、自然と勉強時間も確保できるので成績が伸びやすいからです。

また、大学ごとにおける物理・生物間の問題難易度の差異によって生じる有利不利がよく議論されますが、東大理Ⅲから下位の私立大学医学部まで、全てのレベル帯の医学部で物理・生物選択者両方の合格者がいるわけです。ネットではよく、「〇〇大学は物理選択者の合格者が多いから物理選択者の方が有利」と書かれたりもしますが、そもそも医学部は科目に数学が入っているので、数学を得意とする人の多い物理選択者の方が合格者が多くなりやすいです(特に、数学の難しい大学ではこの傾向が顕著です)。たしかに明らかに生物の方が難しい、あるいは物理の方が難しい傾向にある大学もあります。しかし、82校ある医学部で、大学一つ一つの傾向で選択を迷っていてはキリがありません。しかも年によっては極端に生物か物理の難易度が変化することもあるので、このへんに関してはもはやその年の運としかいいようがありません。つまり、科目間の難易度調整なんてその年の大学教授の気分次第でコロコロ変わる不確かなものなのです。

結論としては、やはり一概にどちらの科目が有利とは言えないので、自分にあった方を選択しましょう。

-未分類